フランスの画家。通称ジロデ=トリオゾン(Girodet-Trioson)。
新古典主義絵画の巨匠ダヴィッドのアトリエに学び、1789年ローマ賞受賞。その様式と技法では新古典主義者ダヴィッドの後継者であったが、卓越した感情表現においてはロマン派の先駆者であった。
題材をギリシア神話から好んで取りあげ、《エンデュミオンの眠り》(1793)では、美の永続性の象徴として、青白い月光のなかに永遠の眠りに就く全裸の美青年エンデュミオンを描きだしている。
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