ペルーに生まれ、アメリカで活動した画家。
南米で高名な写真家であった父親と同じ道を歩むために、ヨーロッパで写真術を学ぶ。しかしやがて独学で絵を描き始め、画家となる決心をする。
第一次大戦中にアメリカ合衆国に渡り、そこで1920年代から70年代の長きにわたって、美しくグラマラスなアメリカ娘、いわゆる「ヴァーガス・ガール」を描き続けた。
「ヴァーガス・ガール」は、ピンナップガールとして『エスカイヤー』誌や『プレイボーイ』誌を艶やかに彩り、GIたちのマスコットガールとなった。
それはまた、マレーネ・ディートリヒ、グレタ・ガルボ、ジェーン・ラッセル、エヴァ・ガードナー、マリリン・モンローら往年のハリウッドの大女優の妖艶なポートレイトでもあった。